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世界と異世界のわたし

わたしの日常とか非日常とか。 世界と異世界 http://www.sis.saloon.jp/

ハンバートハンバート / 百景 / TOM TOM CLUB / cutman-booche / ハナレグミ

最近買ったCDについて。
ハンバートハンバート / 百景 / TOM TOM CLUB / cutman-booche / ハナレグミ

※注意※
わたしは音楽について、好きなものは好き、そうでないものはそうでない、と、好みがはっきりしているので、嫌いだったら「こうだから嫌い」と結構はっきり言います。
でもそれは、赤より青が好きとか、スカートは膝下丈じゃなきゃ嫌だとか、そういう類の話なので、音楽として劣っていると言っているわけではないつもりです。
ただ、わたしにとって何が良質で何がそうでないか、という基準です。
あなたにとっての基準と違っていたら、そういう人もいるね、って、聞き流してくださる方だけご覧ください。
……と、念のため断り書きでした。

*ハンバートハンバート「11のみじかい話」

「まっくらやみのにらめっこ」に続き、ハンバートハンバートを買うのは2枚目。
男女ふたりのユニットなのだけれど、おんなのひとの声とニュアンスが最高に良くて、恋しちゃいそう。
おとこのひとは、なんというか、歌に関して言えば特に良くはない。でもそれでいい。
変に「上手い歌」をうたわれるよりも全然いいです。
一曲目の「おなじ話」がとても良いです。ふわっと柔らかくて切なくて、泣きそう。
それだけで買った価値がありました。
前回買った「まっくらやみの~」では、やっぱり女性の声が抜群に良いと思いつつ、楽曲が個性的といえばそうだけど癖が強くて毎日聞きたい感じじゃないなあと思ったけれど、これは毎日聞けます。


*百景「おくりもの」

インストものは SPECIAL OTHERS しか聞いたことがなくて、ほとんどジャケ買い。
でも SPECIAL~より百景の方が、なんというか、自分が真ん中にいる感じがします。
聞いて楽しむというより世界で楽しむ感じ?
そういうコンセプトのアルバムみたいなので、そのままずばりなのですが、せりふのない物語みたい。
良い意味で「作り手」を感じさせないでいてくれると思う。
ばらばらじゃなく、アルバム一枚通して聴きたいです。


*TOM TOM CLUB「おしゃべり魔女」

『トーキング・ヘッズのリズム隊、ティナ&クリス夫妻によるフューチャー・ポップ・プロジェクト。ヒット・シングル「おしゃべり魔女」はじめ、ユニークでダンサブルでキュートな楽曲が詰め込まれた一枚。センスの良さが光る名盤。』…と聞いて想像した通り。ごきげん。


*cutman-booche「my way」

すみません、買ってないのに書いちゃった。
coccoさん の「強く儚い者たち」をカバーしているというので、どんなだろうと思って試聴したところ、あれ、いいかも、と思ったのですが、持ち合わせの関係で見送ってしまったの。
……正直に言うと、わたしの中では「比較的最近の曲をカバーする」ということに対してあまり良いイメージがありません。
有線のヒットチャートで上位に入ってくる色んなカバーやアンサーソング?というのを聞いていると、げんなりしてしまう。
例えば、ちょっと前に、UAさんの「情熱」をサンプリングしたのがあったでしょう。
こういうと申し訳ないけれど、わたし、あれが有線で流れるたびに、気持ち悪くて仕方がなかった。
だってね、UAさんと、カバーした方とで、ピッチの取り方もリズムも全然違うんだもん。
初期のUAさんって、ピッチという意味ではすごく歌が下手で(※ふうはUAさんが好きです)、でも抜群に雰囲気が良くて。
対してカバーした方は、普通に上手い歌をうたっていて、それがフレーズを引き継ぐ形で繋がっているから、がちゃがちゃで、パフェにお刺身乗せちゃったみたいで。
やるんだったらサンプリングしないで、本家のフレーズもカバーしたご本人が歌えば良かったのに、パフェはパフェ、お刺身はお刺身で食べればいいのにって。
他にも、なんというか、失礼な言い方だけど「安易だな」と思ってしまったりすることも多く。
オリジナルを超えろとは言わないけれど、どういう意図なのかわからなかったりして。
……そういうのもあったので、なんだか気になってしまって、聞いてみたの。
そしたら、あ、これ、ありだなあ、って。
涙が出るほど最高に良いわけでもないのだけど(すみません)、聴けるなあって。
誰かのカバーが良いって、ひとつのバロメーターだと思う。
次回もう一回試聴して、それでやっぱり良いと思ったら買ってみようと思います。
ちなみに自分の中でカバー曲で最高だと思っているのは、ザ・タイマーズ(忌野清志郎さん)の「デイドリームビリーバー」と、フィオナ・アップルさんの「アクロス・ザ・ユニヴァース」。
「デイドリーム~」は自分でもカバーしてみたいのだけど、清志郎さんの日本語詞があまりにも良すぎてそれ以上良い歌になる気がしない。


*ハナレグミ「光と影」

ここ最近のわたしは、誰のファンでもないと思っていて、それは何故かというと、同じ人の音楽を聴いても「この曲はものすごく好きだけど、これはそうでもない」と作品単位での評価がはっきりしているから。
作り手でなく、生まれた作品に対して何か思う、それだけで。
でもね、ほんとう、永積タカシさんの音楽は、今のところ何を聴いてもすごく良くて嬉しくなる。
その声を持って生まれてくれてありがとう。それでもって、歌がすごくうまい。
そう、歌がうまいっていうのは、こういうことなんだよね、って思う。
やさしいから、すこしかなしくて、せつない。
上でカバーについて触れたけれど、このシングルのカップリングもカバーで、カーティス・メイフィールドの「PEPLE GET READY」。
あと、大好きな「音タイム」と「明日天気になれ」のLIVE音源が。泣きそう。すばらしい。
一度だけ生で聴きましたが、そのときの震えがよみがえる。
なんか、やっぱりファンとは違うと思うんだけど、だいすき。

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